【チェックリスト付】初めての業務外注で絶対に確認すべき10のポイント - 安さだけで選ぶと99%失敗する理由

「月額3万円から!」「業界最安値!」
インターネットで事務代行やオンライン秘書を探すと、こんな魅力的な言葉が目に飛び込んできませんか?
日々の雑務に追われ、「誰か助けて!」と思っている経営者の方ほど、その安さに心が揺らいでしまうお気持ちは、痛いほどよく分かります。
こんにちは。アージュスタイル・代表の山田です。
私はフリーランスとして5年間で30件以上の案件をこなし、その後2016年に法人化。
以来、35社以上のクライアント様の業務をサポートし、対応したメールは1万件を超えます。
そんな発注側と受注側の両方を知り尽くした私だからこそ、断言できることがあります。
それは、「安さ」という一点だけで外注先を決めてしまうと、99%の確率で手痛い失敗をするということです。
目先のコストを少し削ったつもりが結果的に事業の停滞を招き、修正のために何倍もの時間とお金を失う。
そんな経営者の方を、私は何人も見てきました。
この記事では、フリーランスと法人の両方を見てきた私の視点から、あなたが「最高のパートナー」を見つけて事業を加速させるために、契約前に絶対に確認すべき10のチェックポイントをお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたは価格の安さに惑わされることなく、自社の未来を託すにふさわしい相手を見極めるための「羅針盤」を手にしているはずです。
目次
なぜ「安さ」だけで選ぶと失敗するのか?よくある3つの落とし穴
具体的なチェックリストに入る前に、なぜ価格だけで選ぶことが危険なのか、実際に私が現場で見てきた典型的な失敗パターンを3つご紹介します。
落とし穴1:突然の「音信不通」で業務が完全ストップ
最も多いのがこのケースです。
フリーランスの方に依頼する際に常に付きまとうリスクですが、特に安価な価格で請け負っている場合、その傾向は顕著になります。
私自身も過去に、外注スタッフから「妊娠しました、辞めさせてください」という連絡一本で、引き継ぎもままならないまま業務を放り出され、何度も痛い目に遭いました。
彼女たちに悪気がないのは分かっています。
ですが、ビジネスはそんな事情を待ってはくれません。
代わりの担当者がいないため、依頼していた業務は完全にストップ。
結局、私が徹夜でカバーしてお客様になんとかご迷惑をかけずに済みましたが、もし私に対応できるスキルと時間がなければ、会社の信用は失墜していたでしょう。
落とし穴2:スキル不足で「安物買いの銭失い」に
「事務代行をしています」という看板を掲げていても、そのスキルレベルはまさに千差万別です。
特に価格が安い場合、「言われたことはやるけれど、それ以上のことはできない(あるいは、言われたことすらできない)」というケースが少なくありません。
修正指示に時間がかかり、結局自分でやった方が早かった。
作成された資料のクオリティが低すぎて、使い物にならなかった。
こんなことになれば、支払った料金は完全に無駄金です。
まさに「安物買いの銭失い」ですよね。
落とし穴3:会社の機密情報がダダ漏れに
業務を外注するということは、会社の内部情報、顧客リストや売上データといった極めて重要な情報を外部の人間と共有するということです。
信頼できる業者であれば、必ず契約時に「秘密保持契約(NDA)」の締結を提案してきます。
しかし、価格の安さを売りにしている個人の中にはそうした危機意識が低く、ずさんな情報管理をしているケースが後を絶ちません。
あなたの会社の大切な情報が、いつの間にか競合に知られてしまっていた。
なんてことになったら、目も当てられませんよね。
【保存版】後悔しないための業務外注先選定チェックリスト10
では、こうした失敗を避け、本当に信頼できるパートナーを見つけるためには、何を基準に判断すればよいのでしょうか?
ここからは、あなたが契約前に必ず確認すべき10個のチェックリストをご紹介します。ぜひ、ひとつひとつ指差し確認しながら読み進めてください。
【基本の契約編】
1. 契約書をきちんと交わしてくれるか?
当たり前のことですが、これが全ての土台です。
「信頼関係があるから」などと言って、口約束だけで仕事を進めようとする相手は絶対に避けるべきです。
業務範囲、納期、報酬、支払い条件などを明記した「業務委託契約書」を双方で取り交わしましょう。
2. 秘密保持契約(NDA)を締結できるか?
会社の機密情報を守るための最重要項目です。
プロ意識のある業者であれば、こちらから言わなくてもNDAの締結を提案してきます。
もし相手にその意識がない場合は、取引そのものを見直すことを強くお勧めします。
3. 料金体系は明確か?(隠れコストはないか)
「月額〇円~」といった表示には注意が必要です。
どの業務が基本料金に含まれ、どこからが追加料金になるのかを、契約前に徹底的に確認しましょう。
「この作業もお願いできますか?」と聞いたら、「それはオプションなので追加で〇円です」と言われ、結局高くついてしまった、という話は本当によく聞きます。
【リスク管理編】
4. 担当者が不在時のバックアップ体制はあるか?
もし担当者が病気や事故で突然倒れたら、あなたの業務はどうなりますか?
フリーランス個人に依頼する場合、このリスクは常に付きまといます。
法人であれば複数のスタッフが情報を共有し、誰かが休んでも別の担当者がカバーする体制が整っている場合が多いです。
契約前に「万が一の際の代替要員はいますか?」と必ず確認してください。
5. スタッフのスキルレベルは担保されているか?
「優秀なスタッフが揃っています」という言葉だけを鵜呑みにしてはいけません。
どのような基準でスタッフを採用し、どのような教育を行っているのかを具体的に質問しましょう。
弊社のように、独自の教育システムや客観的なツール(ストレングス・ファインダーなど)を用いて、スキルや相性を担保している会社もあります。
【業務遂行編】
6. 業務範囲の定義をしっかり行ってくれるか?
「いい感じにしておいて」といった「丸投げ」は、失敗の元凶です。
どこからどこまでを依頼するのか、業務の範囲を明確に定義するプロセスを重視してくれる相手を選びましょう。
この作業を面倒くさがる業者は、後々トラブルになる可能性が非常に高いです。
7. コミュニケーション手段と頻度は適切か?
報告・連絡・相談をどのようなツール(メール、チャット、電話など)で、どのくらいの頻度で行うのかを事前にすり合わせておきましょう。
いざという時にすぐに連絡が取れない相手では、安心して業務を任せられません。
8. トラブル発生時の責任の所在は明確か?
万が一、納品物のミスによってあなたの会社に損害が発生した場合、誰がどのように責任を取るのか。
契約書に損害賠償に関する条項が盛り込まれているかを確認しましょう。
個人のフリーランスの場合、責任能力に限界があることも考慮しておく必要があります。
【パートナーシップ編】
9. 具体的な実績や導入事例を提示できるか?
「実績多数」という言葉だけでなく、あなたの業界や依頼したい業務内容に近い、具体的な導入事例を提示してもらいましょう。
可能であれば、既存のクライアントからの推薦の声などを確認できると、より信頼性が高まります。
10. あなたの「ルール」を正確に実行する能力があるか?
提案型のサービスもありますが、本当に重要なのは、あなたが決めたルール(マニュアル)を正確に実行する能力です。
あなたの事業の専門家は、あなた自身。
その意図を正しく汲み取る「読解力」があり、勝手な判断を加えず、マニュアル通りに動く「もうひとりのあなた」になってくれるかを見極めましょう。
最高のパートナーは「探す」のではなく「育てる」意識で
フリーランスには、料金の安さやフットワークの軽さといった魅力があります。
一方、法人には、安定した体制や信頼性という大きなメリットがあります。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
大切なのは、今回ご紹介した10のチェックリストを元に、あなたの会社が今、業務外注に何を求めているのかを明確にすることです。
コスト削減が最優先なのか?
事業の安定稼働が第一なのか?
それとも、事業成長のための戦略的パートナーを求めているのか?
それによって、選ぶべき相手は自ずと決まってくるはずです。
弊社アージュスタイルは、「フリーランスの身軽さと、事務代行会社としての責任を同時に持つ」というスタイルで、多くの経営者様のサポートをさせていただいています。
私たちが何よりも大切にしているのは、契約前の徹底したヒアリングです。
もしあなたが日々の雑務から解放され、本来やるべきことに集中できる環境を手に入れたいとお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
あなたの事業を加速させるためのお手伝いができることを、心から楽しみにしています。
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