採用ミスの損失は数百万円?「勘」で選んで大失敗する前に。ストレングス・ファインダーで外注パートナーとの相性を科学的に見抜く方法

「スキルは高いはずなのに、なぜか仕事がスムーズに進まない」
「面接では良い人だと思ったのに、いざ組んでみるとストレスばかり」

経営者であるあなたなら、社員の採用や外注パートナー選びで、一度はこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。

こうした「人選びの失敗」が続くと、つい「自分には人を見る目がないのかもしれない」なんて思ってしまいますよね。

ですが、断言します。
それは、あなたのせいではありません。
問題の根っこは、もっと別のところにあります。

それは、私たちがビジネスの重要な意思決定を、いまだに「勘」や「フィーリング」という、あまりにも不確かなものに頼っているという事実です。

何を隠そう、私自身が元システムエンジニアという経歴から、この「データに基づいたマッチング」を徹底した結果、現在35社以上のクライアント様との事務代行で、平均2.7年という高い契約継続率を実現してきました。

もし、社員や外注パートナーとの仕事の相性を、契約前に「科学的に」予測できる方法があるとしたら、知りたくありませんか?

この記事では、多くの経営者が見落としているストレングス・ファインダーの戦略的な活用法について、お話ししていきます。

ストレングス・ファインダーを「チームの内側」だけで使っていませんか?

ストレングス・ファインダーのことは、ご存知の方も多いでしょう。
個人の「才能」を34の資質に分類し、強みを明らかにする自己分析ツールです。

多くの企業が採用候補者の資質を見たり、社員研修でチームビルディングのために活用したりしています。もちろん、それも素晴らしい使い方です。

ですが、その使い方だけではこのツールの持つ可能性の半分も引き出せていない、と私は考えています。

ストレングス・ファインダーの真価が最も発揮されるのは、実はチームの「内側」よりも、事業の成否を左右する外部パートナーとの連携においてなのです。

毎日、顔を合わせる社員であれば、時間をかけて相互理解を深めることもできるでしょう。
しかし、リモートが基本の外注パートナーとは、コミュニケーションの量も質も限られます。

だからこそ、契約前の段階で「仕事の進め方」や「コミュニケーションのクセ」といった目に見えない相性を把握しておくことが、致命的なミスマッチを防ぐ鍵になるのです。

なぜ「スキル」より「資質」のマッチングが重要なのか?

「外注なんだから、スキルがあって、きちんと仕事をしてくれればそれでいい」

そう考える方もいるかもしれません。
もちろん、スキルは大前提です。
ですが、スキルだけでは乗り越えられない壁が、ビジネスには確実に存在します

これは、私が事務代行サービスを運営する中で、数多くの事例から得た確信です。

私のサービスでは、クライアントと担当スタッフをマッチングさせる際、スキルセット以上にストレングス・ファインダーによる「資質」の組み合わせを重視しています。
なぜなら、過去にこんなミスマッチが頻発したからです。

ケース1:「良かれと思って」が裏目に出る

  • 経営者:「とにかく今は時間がない。マニュアル通りに、正確に作業を進めてほしい」(実行力の資質が強い)

  • スタッフ:「もっとこうした方が効率的なのに。黙って作業するだけでなく、提案しなくちゃ」(戦略的思考力の資質が強い)

この場合、スタッフの提案は「余計なこと」と受け取られ、経営者にはストレスになります。
スタッフ側も、良かれと思ってやったことが評価されず、モチベーションが下がってしまいます。

ケース2:コミュニケーションの「言語」が違う

  • 経営者:「進捗は密に報告してほしい。常に状況を把握していたい」(人間関係構築力の資質が強い)

  • スタッフ:「作業に集中したい。報告は完了後でいいだろう」(実行力の資質が強い)

このすれ違いは「報告がない=サボっているのでは?」という経営者の不信感と、「細かく管理されてやりづらい」というスタッフの窮屈さを生み出します。

これらは、どちらが悪いという話ではありません。
ただ、仕事の進め方における「当たり前」が、資質によって全く違うのです。
スキルシートや職務経歴書をどれだけ眺めても、この「資質」の相性だけは見抜くことはできません。

【実践編】外注パートナー選びで見るべき3つの資質マッチングパターン

では、具体的にどのように資質を見ればいいのでしょうか。
ここでは、経営者であるあなたと外注パートナーの相性を見る、3つの代表的なパターンをご紹介します。

パターン1:「実行力」の資質:あなたの「戦略」を確実に形にしてくれるか?

あなたが事業の方向性を考える「戦略家」タイプ(戦略的思考力の資質が高い)なら、パートナーにはあなたの描いた設計図を、忠実に、そして確実に実行してくれる人が必要です。

この場合、パートナーの資質に「達成欲」「責任感」「規律性」といった実行力の資質があるかを確認しましょう。

これらの資質を持つ人は、決めたことをやり遂げることに喜びを感じ、プロセス通りに進めることを得意とします。
あなたの「あれこれ考えたアイデア」を、地に足のついた「現実」に変えてくれる、頼もしい存在になるでしょう。

パターン2:「人間関係構築力」の資質:心地よいコミュニケーションが取れるか?

あなたは、パートナーとどんな関係性を築きたいですか?

もし、頻繁に壁打ちをしながら進めたいなら、「適応性」や「共感性」といった人間関係構築力の資質を持つ人が合うでしょう。
逆に、あなたは自分の仕事に集中し、パートナーには黙々と作業を進めてほしいのであれば、こうした資質が上位でない人の方が、お互いにとって快適かもしれません。

コミュニケーションの頻度やスタイルは、日々の業務の快適さを大きく左右します。
チャットでの簡潔なやり取りを好むのか?
Zoomで顔を見て話したいのか?
こうした「心地よさ」の基準も、資質に表れるのです。

パターン3:「戦略的思考力」の資質:パートナーに「提案」を求めるか?

「自分にはない視点で、どんどん提案してほしい」
そう考えるのであれば、「着想」や「戦略性」といった戦略的思考力の資質を持つパートナーが最適でしょう。

しかし、もしあなたが「提案は不要。とにかく指示通りに動いてほしい」と考えているなら、話は別です。
私の事務代行サービスでは、クライアントが業務マニュアルを完全に用意することを前提としており、スタッフは基本的に提案を行いません
なぜなら、多くの経営者は「考える時間」を確保するために外注するのであり、新たな提案を「聞かされる時間」すら惜しいと考えているからです。

あなたがパートナーに求めるのは「新たなアイデア」なのか、それとも「完璧な実行」なのか。
これを明確にしないまま組んでしまうと、お互いにとって不幸な結果を招きます。

注意点:「相性が良い=仲良し」ではない

ひとつ、大切な注意点があります。
ビジネスにおける「相性が良い」とは、決して「気が合う」「仲良し」という意味ではありません。

むしろ、資質が似すぎていて、強みも弱みも同じ、というチームは非常に危険です。
例えば、アイデアを出す人ばかりで実行する人がいなかったり、全員が慎重すぎて物事が一向に進まなかったりという事態に陥りがちです。

ビジネスにおける最高のパートナーシップとは、お互いの強みを活かし、弱みを補い合える関係性のことと言えます。

たとえるなら、外注パートナーは、あなたの事業という船を一緒に漕ぐ大切なクルーです
エンジンの馬力、つまり「スキル」だけを見て、航海術、つまり「仕事の進め方」が真逆の人を乗せては、目的地にはたどり着けませんよね。

ストレングス・ファインダーはスキルという馬力だけでなく、航海術という資質まで見極め、最高の「クルー」を見つけ出すための、航海図の役割を果たしてくれるのです。

まとめ:パートナー選びを「ギャンブル」から「科学」へ

ここまで、ストレングス・ファインダーを外部パートナーとのマッチングに活用する方法をお話ししてきました。

面接のわずか数十分や、立派な経歴書だけでは、決して人の本質を見抜くことはできません。
「勘」に頼った人選は、時間、コスト、そしてあなたの精神を消耗させるだけの、あまりにもリスクの高いギャンブルです

もう、不確かなものに賭けるのはやめにしませんか?

データに基づいた客観的な視点を取り入れることで、あなたは「人選びの悩み」という大きなストレスから解放されます。
そして、手に入れた時間と精神的な余裕を、あなたが本来やるべきである、事業を成長させるための仕事に集中させることができるのです。

私たちの事務代行サービスでは、ここでご紹介した「科学的マッチング」を、すべてのクライアント様との間で標準的に行っています。

誰でもいいわけじゃない。信頼できるパートナーと、ストレスなく仕事を進めたい

もしあなたが本気でそう考えているのなら、私たちがどのようにしてあなたにピッタリの「もう一人の自分」を見つけ出すのか、ぜひ一度、サービスの詳細をご覧ください。

あなたが本来の仕事に集中できる環境を手に入れるお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。

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